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小金沢智さん批評

竜宮美術旅館、「荒野をおよぐ」展の批評を小金沢智さんが「批評の庭」に書いてくださいました。


私の作品「Iland」と「ふたり」から、男女間のディスコミュニケーションを連想した、
との記述があった。
基本的に作品はどのように解釈されてもいいという思いはあるが、
まさにその問題について考えて制作したので、やはりうれしいものです。
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by sinzow | 2011-01-29 23:55 | アート

京都の旅

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by sinzow | 2011-01-25 08:44 | アート

荒野をおよぐ、展示会場写真

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ずいぶんと遅いご挨拶になってしまいました。。。

パソコンの調子が最近悪く、なかなか更新できずにいて。



今年は三月に新宿眼科画廊でのグループ展、もう一つ三月にグループ展をやることになるかも?

あとは三度目の韓国個展が決っています。

去年の竜宮での展示がやっと落ち着いたところで、次の展示に向け、

今はちゃくちゃくと気持ちを高めていっている時期です。




昨年末の展示、竜宮美術旅館「荒野をおよぐ」展、写真をアップします。



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日の出町の裏道を歩いていくと・・・

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photo by Yuji Sato

竜宮美術旅館。



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竜宮美術旅館は一階入るとカフェ。「LPACK」さんが経営しています。
週に2回も焙煎してるので、とてもおいしいコーヒーがのめるんです。

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しんぞう作「ふたり」

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展示は2階から。

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階段の天窓に、しんぞう作「竜子」

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しんぞう作「Chieko」
韓国で買った手漉き紙に描いた絵。この紙かなり扱いづらく、とても苦労したけど、予想以上にいい味出してくれたりして面白い紙です。しかも竜宮の壁にマッチしすぎ。

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photo by Yuji Sato


ここは「かめ」の部屋。この部屋は窪澤さんメインで私は2枚の作品を添えた。
竜宮は旅館なので部屋がいくつもあり、それぞれの部屋のネーミングもおもしろい。
昼と夜とでは作品の見え方も全然違う。

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しんぞう作「Surface」(毛皮はすべて窪澤さん作)

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しんぞう作「リモコン」



お次は「おとひめ」の部屋。ここは私メインで。
初めて竜宮を訪れた時ビビッときて、どうしてもここでやりたい、という気持ちがあったから。


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一番右上の作品、しんぞう「まないた」

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しんぞう作ドローイング

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しんぞう作ドローイング

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しんぞう作「Island」

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私の展示のセッティングが全て終わった時、窪澤さんがこの作品を窓際に置いて、場が締まった。

部屋の真ん中を横切る赤布は何?といろんな人に訪ねられた。
この部屋を訪れたとき、なぜか直感的に「赤ふん」というキーワードが出てきた。
やくざ、クスリ、売春は、この黄金町に染み付いて離れないイメージです。
そしてこの竜宮、旅館とは言っても連れ込み宿だったという話もある。
そこから連想してなぜ赤ふんが出てくるのか、最終的には私もよくわからない。
でも直感的に出てきたものを信じる。
なんだか分からないものを信じて行動するのは、ワクワクする。最上の遊び。

でも赤ふんはあくまでもキッカケ、記号としてあって、そこからいろんな解釈ができるようなものにしたかったので、本物の赤ふんを展示するのではなく赤い布をジャッと切ったものを斜めに渡した。
布は、ギリギリ床についてはいけない。
床と布のわずかな隙間は、この部屋に緊張感をもたらす。

川、境界線、赤線、乙姫の真っ赤な長襦袢、あの世とこの世のあいだ、、、、その他いろいろ。
たくさんの人から刺激的な解釈を聞けた。
それぞれの人が自分の解釈を膨らませてくれたらいい。




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photo by Yuji Sato


「りゅうぐう」の部屋。
ここは窪澤さんメインの部屋です。
圧巻の展示でした。
聖域。
私は床の間に蛇の絵を飾りました。
今年の夏あたりに描いた絵、「最初の記憶」です。
題名のとおり、最初の記憶。幼少の記憶で一番古いものを引っ張り出して描いたものです。

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夜はまた特別な雰囲気を持っています。





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アーカイブルーム。この部屋「おきな」では、展示が始まるまでの話し合いの映像、搬入の映像が流れています。






そして一階へおりる。


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窪澤さん作品

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しんぞう作

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立体は窪澤さん、絵はしんぞう作


一階の部屋「うらしま」の展示です。

ここが一番ギャラリーらしく、広い部屋となっています。



すごく充実した展示でした。
話し合いを重ねて、お互いのことをよく知り、展示に望むことができました。

でもここに行き着くには会話だけじゃなく、企画者・立石沙織さんの面白いの提案があったからだとも思います。
展示の前に出された宿題というか。
まず竜宮に行って感じたことをもとに小作品を作ってほしいと言われたのです。
で、私が作ったのが赤い木の立体。
窪澤さんは木の枝を使って作品を作ってきた。

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しんぞう作

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窪澤作




同じ竜宮からこれだけ違うイメージを受け取ったことの衝撃、そしてよく見ると私も窪澤さんも「木」と「金のチェーン」を使って作品をつくってきた、ということの衝撃。ぶるっと来ましたし、お互いこれをせーの!で箱から出したとき、ぎゃーーーー!と叫びました。

なぜなぜなぜ?

まず私が絵ではなく立体を作りたいと思ったことも不思議ですが。

なぜか今回は竜宮の木を使って作ることが大事だった。
竜宮のエッセンスを作るのに、この建物のパワーを借りたい。
10月ごろ、竜宮に木の破片が余ってないか探しに行った。
LPACKさんに聞いてみると木はもう余ってないとのことだったけど、絶対ある!という根拠のない自信のもと(私の強み?)、建物の中、一階、二階、倉庫、押入れ・・あらゆる場所を探し回った。
そうしたら最後の最後、あったあった!ベランダに。
二階のボロボロのベランダ。歩いたら底が抜けそうなベリベリの床に、土だらけの状態で隅っこに眠っていた。
畏れを抱きながら家に持ち帰り(竜宮のものからは何かすごいパワーを感じる)、キレイに洗って「使わせてください!」とのこぎりを入れた。
私が竜宮からイメージしたのは「わいざつなもの」だった。


同じ木と金のチェーンを使っているのに窪澤さんの作品からは神聖なものを感じた。
彼女は「弔い」というキーワードが心に浮かんでいたようだ。

この作業で二人の距離は一気に縮まった感じがしたし、お互いの作品を交換し、自宅で眺めているとさらにその距離は縮まっていく感じがした。相手のことを知ろうという気持ち、竜宮という建物のことを知ろうという気持ち、もっと深く関わりたいと思う気持ちが一気に加速していった。


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そして、お互いの小作品から影響されて作った作品を一つのブースに展示しました。
一番右の窪澤さんの作品は新聞紙で出来ていて、「うらしま」の部屋に展示してあるものと同じタイプのものです。
彼女は私の作品から「わいざつ」なものを受け取り、本来「日経新聞」で作る予定だったのを「スポーツ新聞」に変更したそうです。


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私は窪澤さん作品の形の強さにヒントを得て、絵を描きました。


こういった経緯が展示全体を一つの塊にしていってくれたんだと思う。




今回は人・場所と関わることで新しいものが生まれるって強く認識した展示でした。

でも日常でもそれは同じこと。とても大切なことを改めて教えていただいた。

あぁ、積極的に関わるってとても楽しくて刺激的。


そして前よりどんどんオープンになってる!








(クレジットのついてない写真はすべてYasuyuki Kasagiさんの撮影によるものです)
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by sinzow | 2011-01-17 22:35 | アート