<   2011年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

大忙しで走っていくのは


急いで 大忙しで
走っていくのは玉ネギである

しかし 目やにをはらって目をこすって
よく見れば人参にも見える

キャベツかな、というふうに見えてくれば
あれはトーガラシである、と

と、判断したところで
それほどひどい誤解をしているとは思えない

急いで 大忙しで
走っていくのはトーガラシである

かれは急いで どこへ
帰ろうとしているのか どこへ

しょぼしょぼの目 くしゃみのでそうな鼻
ひりひりふるえる舌 そしてノド

それら総動員して
わたしは質問する

きゃへ は、 ひそひで どきょ へ
ひ かへる う としてひ る はひゃか

いたるところから
答えは帰ってくる しらん! と

では わたしは
どこへ帰ろうか 戻ろうか 急いで

急いで 大忙しでわたしは走っていく
玉ネギみたいにぎくしゃくと 転がって

キャベツみたいに人参みたいに
人間みたいにぎくしゃくと

たとえば 狭いアパートの
狭い通路を 急いで大忙しで

急いで 大忙しで
走っていくあれは玉ネギである

しかし 目やにをはらって 目をこすって
よく見れば人参にも見える

芽キャベツかな、というふうに見えてくれば
あれは――





いきなりこんな、ぶっ飛んだ、すごい詩が書けるようになったわけではなく、、、
「小長谷清実」という詩人の詩です。

去年、本の装丁の仕事をさせていただいた春日武彦さんの著書「臨床の詩学」の中には、たくさんの詩が出てきました。
中でも気になった詩人「小長谷清実」さん。


パンの断面みたいな顔のネコ


そんな、そんな、そんな表現、、、ありですか?
わたしはその言葉に強く引っ張られ、それをイラストにしてみようと試みました。
(1章ごとにイラストも描いたのです)
しかし非常に陳腐なものになってしまいまして。
詩は詩だから良くて、形にしてしまったらなんとも退屈なものになってしまう。

そんな独特な世界感を持つ小長谷清実さんの詩を土曜日、今週の土曜日読みます。
朗読会です。場所は渋谷のアップリンクファクトリー。
わたしは基本、朗読に合わせてライブペイントしますが、少しだけ詩も読んでみようと思います。
私の絵とリンクするような詩がいくつかあるのです。

わずかですが席があります。

田口ランディ×春日武彦×月乃光司×しんぞう ジョイント朗読会inアップリンク・ファクトリー ~『臨床の詩学』(医学書院・春日武彦著)出版記念~





ぜひご予約を!
[PR]
by sinzow | 2011-05-31 21:33 | 展示・イベントのお知らせ

なんも考えないで絵を描く

昨日は久々に絵の具を使ってのドローイングをした。

居間に、大きなブルーシートを敷いて。

まだまだ部屋が片付かなく、自分のアトリエがない状態。

でも来週のキャプテン5、6月の展示、そして9月の展示と締め切りはどんどん近づいてる。

締め切りなんて言葉使いたくないな~

そういうスタンスで作品を作るのは私には合わない。

と思うけど・・・・現状はそうもいかなく。

なかなか自分自身を冷静に見つめ直す時間がなく、

今自分が何を思ってるのかが日々の忙しさにかき消されてしまう。

ここんとこ人生がうまく行きすぎ(笑)てたから、

今は試練の時期、と割り切るよう意識してる。


海まで5分なので、時間のある時は朝、海を見に行く。

そこで座ってボーッとするのが気持ちいい。

昨日は流木を拾ってきた。形のいい流木。

きれいだな。なめらかで。





しかし昨日のドローイング、笑えた。

珍しく、色だけで落書き~と思って筆をグルグル回したり、直感で「原色」「生の色」というお声が聞こえたので(?)カドミウムレッドとか、イエローとかグリーンとか、まんま使った。

その後は人を描いたり、描いた絵を切り刻んだり。

切り刻んだ紙の断片が富士山みたいで、

あぁ今富士山見えないところに住んでいるんだなぁ、と思ったり。

人物の絵の、お尻の部分に富士山をぶっ刺してみて、笑えた。
[PR]
by sinzow | 2011-05-16 11:06 | アート

nef

今日は寒い。

冬のコートに、ウールのセーター。5月なのに、、、

近所のお気に入りのカフェ。こないだ写真撮ってきました。

その日はいい天気だったんだよなぁ。

d0097090_22234512.jpg
d0097090_2224713.jpg
d0097090_22241555.jpg
d0097090_22242695.jpg
d0097090_22243771.jpg
d0097090_22244585.jpg



家から5分で海です。最近パープルの派手な自転車買ったから、それで海まで行ってる。

nefという名前のお店。砂浜にがさっと建ってる。

キメキメ過ぎてない、なんかお洒落で、こういう雰囲気のところは好き。

お日様がきらきらと輝いて、海もきらきらしてて、こんなところであれこれ考えたら仕事が進みそうだ・・・といろいろ持ち込んでみたが、日本海の風は強いのね。

窓がガタガタガタと音を鳴らすので、気になって構想がまとまらなかった。

風のない日にはゆっくり考えられるかな。
[PR]
by sinzow | 2011-05-10 22:25 | 日記