「ねじれの異界の覗き穴」・展示の様子

ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

3月の展示の様子を載せます。


「ねじれの異界の覗き穴」展では、去年12月に行われた竜宮美術旅館でも展示した作品「楽園」を出品しました。

一緒に展示した酒井さん、吉村さんのすごい作品に囲まれながら・・・

DMが出来上がったとき、かなり暗い展示になりそう?(すいません)と思ってましたが、

意外にもカラッとした空気が全体にただよっていました。

楽園という作品、竜宮美術旅館のあのどす黒い雰囲気と違って、

まっしろい場所に置いたらどう見えるだろうと、思った。


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新宿眼科画廊にて



竜宮美術旅館には場所の力が相当あった。

連れ込み旅館という、かなり特殊な場所だったので、自分たちで場所と関連する展示のストーリーを組み、その流れの中で作品を見せた。

あの展示では、この倒れている人は「男」だ、と意識した人も多かっただろう。




今回の新宿眼科画廊では場所の力ではなく、時間が作品の見せ方を決定付けたかもしれない。

展示が始まった18日は地震からまだ一週間しかたっていなく、首都圏でも人々の心はかなり神経質になっていた。
(今でも状況は良くなったとは言えないが、ある意味この不安定な状況に慣れはじめている)

見に来てくださった方々は、作品と震災を結びつけて見る。

今だからこそ、作品から見えること。その時だからこそ。

前回見たときと印象が違う、というご意見をいくつもいただいた。

倒れている人の胸から突き出ている植物が、希望のように見えた、とも。




時間と場所。

作品はただ自立しているわけではなく、いつだって周りと干渉しあっているんだな、と強く感じさせられた展示だった。


人間も、いつも誰かと関わりながら、変化し続けることができる。

まだまだ不安な日々が続きますが、みんなで助け合って、生きていこう。






(次回「そして人生はつづく」展について載せます)
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by sinzow | 2011-04-12 18:03 | アート
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